1977-04-19 第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
また、稚内市の例をとりましても、ニシン漁業者が約二十億円、この中でも沖刺し網グループが四億、遠洋沖合い底引き網グループが十六億円、そのほかに関連産業で、加工業関係が十五億、漁網が七千万円、漁船船舶電気が三億三千万円、鉄鋼四億七千万円、製かん一億、輸送一億五千万、燃料四億一千万、包装資材一千五百万円、トータルで五十億四千五百万円という被害の状況等が出ておりますけれども、私たちも対策本部を設けていま主要
また、稚内市の例をとりましても、ニシン漁業者が約二十億円、この中でも沖刺し網グループが四億、遠洋沖合い底引き網グループが十六億円、そのほかに関連産業で、加工業関係が十五億、漁網が七千万円、漁船船舶電気が三億三千万円、鉄鋼四億七千万円、製かん一億、輸送一億五千万、燃料四億一千万、包装資材一千五百万円、トータルで五十億四千五百万円という被害の状況等が出ておりますけれども、私たちも対策本部を設けていま主要
それから、いまニシンの問題が出ましたが、これに関してもう一点お伺いしておきますけれども、ニシン漁はサハリン沖合いを漁場とする沖刺し網漁業、沖合い底びき漁船約八十隻がさきの鈴木・イシコフ会談で三月いっぱい禁漁となって現在出漁を待機中であります。
沖刺し網という話がありましたが、沖刺し網が発見されてからもう五、六年になるのですが、深海魚ですからそれを探知して場所を見つけて、それであまりとるものですからこれもまたとれなくなった。今はソ連のアニア湾、樺太湾の内部でしかとれないのです。そこに行ったら拿捕されてしまうというようなことで、沖刺し網もできないのです。
○林田説明員 ただいま大臣から御答弁がありましたように、北海道のニシン地帯の対策といたしましては、すでに北海道庁におきまして沖刺し網によりましてこの不漁を打開しようというふうな対策をやっておるわけでございますが、これもなかなか思うようにとれておりません。
○奧原説明員 まず、沿岸側の立場の方々は、ニシン、イカの凶漁のために非常な生活の窮境に立っておるのでありまして、このためには、ニシンの沖刺し網等を初めといたしまして、沖合いに沿岸漁民が出ていくという振興計画を持っておられる。
ただ、ニシンはオホーツク海におきまして沿岸が沖刺し網として出ておりますので、底びきとの間に若干の問題がございますが、これは当事者の了解によって現在は何らの紛糾も起っておりません 禁止区域の拡大についてのいろいろな要請の中のこれを分析して考えますれば、いろいろあります。すなわち、ただいま申し上げましたような現実の操業上の摩擦矛盾、そういうものを解決してもらいたいということも一つあります。
で、北海道におきましても、沿岸の従来の窮迫したニシン漁業者はこれをオホーツクの北海道寄り地帯におきまして沖刺し網をもってこれをとらえる、こういうふうな漁業方法に転換を指導いたしておるような次第であります。
○説明員(奧原日出男君) ニシンの漁獲に関しましては、おそらく海況の変化によるものと考えられるのでありますが、海岸に網を立ててニシンの来遊を待つという漁法ではもはや成り立たない、沖刺し網を用いまして、沖で漁獲をするという漁法に転換しなければならない、こういうことから北海道におきましても、目下沿岸の小漁業者の沖刺し網転換ということを強力に進めておる次第であります。
御承知の通り北海道は水産業の宝庫でありますが、近年春ニシン漁業が年々漁獲が減少し、衰微の一途をたどり、このために北海道の北部沿岸漁場の漁民は疲弊こんぱいをきわめており、他に活路を求めて沖刺し網漁業へ転換を急いでおりますが、漁船の大型化が必要でありますので、これに要する資金の融通が円滑に行われなければ、大幅に転換は望めない現状でありますから、これが資金の融通には十分なる配慮が要望せられておるのであります
そういうことで道庁の沖刺し網進出ということに対しましても、また底びき網の大型化ということに対しましても、われわれはこれを大いに推進をいたして参りたい、かように考えておるのであります。
私は沿岸の漁業者が沖刺し網に大いに進出することを北海道当局と同様に衷心から希望するのであります。従ってこれを進出させるためには、漁場を同じくいたしておりますオホーツク海域におきまして、底びきとの間に合理的な漁業調整をはからなければ、沖刺し網はおそらくそこの経営の上においても非常な支障を来たすのではないか、こういう観点から両者の間の調整の必要性を強調いたしておるのであります。
○奥原政府委員 いずれこまかいことは資料をもってお答えいたしたい、かように存じておりますが、沖刺し網と底びき漁業とを比較してみますと、その経営主体の規模というものは、もう問題にならず、底びきの方が大きいということを申し上げざるを得ないと存じます。
沖刺し網をもちまして、沖合いにおきましてニシンの回遊の途中においてこれを取るというふうな漁法に進んでいかなければならない。従いまして将来そういう面におきまして、ソ連との間の将来の漁業経営の上においての一つの検討を、今から十分しておくべき問題であろう、かように考えております。
○奧原政府委員 まず第一は北洋の資源調査におきまして、明年度は鮭鱒のほかにカニの調査をも行うことに相なり、若干の拡充がある反面、ニシンの調査について何の手配もないじゃないか、こういう御質問でございますが、ニシンに関しましてはニシンの漁場の沖刺し網によりまする探索をいたしたい、かように考えて、予算の要求もいたしたのでございますが、底びきの漁場の調査等の関連におきまして、残念ながらこの予算は具体化することができなかったのでございます
これはニシン漁業としまして、今のような漁獲方法に主体を置くか、あるいはまき網であるとか棒受網、流し綱、沖刺し網というふうなものにまで幅を広げてやらせるというふうなことまで考えなければならないか、等は、この資源の問題等とも関係があるわけでございます。